現場DXアプリ、Connecteam とは？

2024年4月11日

Connecteam は、海外で実績がある現場DXのためのモバイルアプリです。

グローバルで培われた豊富な機能や、これらの機能がSaaSで利用できる点が強みで、私の会社で導入することになりました。

日本語での文献がまだ少ないことから、Connecteam の特徴・魅力を紹介していきます。

Connecteam ってなに？

Connecteam は、イスラエル生まれの「オールインワン現場DXアプリ」です。

1つのアプリで、現場DXのための豊富な機能を提供していて、また現場の人が使いやすいように、最初からスマートフォン中心に作られているのが特徴です。

海外では、サービス業・製造業・建設業といった様々な業種で使われていて、マクドナルドや UPS などの大手企業でも採用されています。

2023年には日本語に対応して、日本でもサービスが利用できるようになりました。

Connecteam Customers　（英語サイト）*ブラウザの翻訳機能が使えます

Connecteam でできること

Connecteam でできることを大別すると、「オペレーション管理」「コミュニケーション管理」「人事・育成管理」の3つになります。

これらのジャンル毎に様々な機能が用意されていて、この機能のまとまりのことを「ハブ」と呼びます。

オペレーション管理

Connecteam の中心となるハブは、「オペレーション管理」です。

「シフト管理」「勤怠管理」「日報・チェックリスト」といった、いかにも現場DXらしい機能が揃っています。

シフト管理は、Connecteam ならではの機能で、国内で類を見ない強力さです。

コミュニケーション管理

次に現場でニーズが高いハブは、「コミュニケーション管理」でしょう。

「掲示板」「チャット」「文書管理」など、情報共有のためのツールが充実しています。

人事・育成管理

残る「人事・育成管理」は、従業員教育やエンゲージメント向上のためのハブです。

「従業員台帳」「Eラーニング」「表彰・ボーナス」などの機能があります。

このように、Connecteam は現場の課題に幅広く対応しているため、現場DXの大抵のことを解決できるソリューションになっています。

Connecteam は「クラウド＆サブスク」型

そして、Connecteam はこれらの機能を、月額制のクラウドサービスで提供しています。

WEBでサインアップ手続きをすれば、誰でも・すぐに利用できて、「初期費用なし・月額29ドル～（30ユーザー）」の料金で、世界の大企業と同じように現場DXを始められます。

なお、10ユーザーまでの無料版があるので、まずはそちらでトライアルしてみることをお勧めします。

Connecteam 公式サイトはこちら ↓↓↓

（英語サイト）*ブラウザの翻訳機能が使えます

Connecteam の代表的な機能

ここからは Connecteam の豊富な機能の中から、代表的なものをいくつか紹介します。

私の会社の導入事例も紹介するので、参考にしてください。

掲示板

いわゆる、電子掲示板の機能です。
アプリで情報を一斉周知します。

既存テンプレート（全社ニュース・福利厚生情報・新入社員紹介 etc.）や、オリジナル書式を作成して投稿します。
投稿に様々なデータを添付できます。（画像・動画・PDF・位置情報 etc.）
従業員が投稿にコメントしたり、アンケートに回答することも可能です。
投稿の配信先は、部署・役職など従業員の属性で細かく指定できます。
スマホアプリでSNSのようにフィード表示されるため、すぐに目に留まります。
管理者画面で従業員ごとの閲覧状況を確認でき、チャット機能で閲覧の催促もできます。

Starting Guide to Updates: An Engagement Feature | HELP CENTER
　（英語サイト）*ブラウザの翻訳機能が使えます

私の会社では、「業務通達」や「全社インフォメーション」を掲示板で伝達しています。
重要度高いものは強制ポップアップ表示させて、従業員に確認ボタンを押してもらっています。
これまで数十拠点に紙で送付していたので、ペーパーレス化にも繋がりました。

シフト管理

シフト管理をデジタル化し、スマートにします。
Connecteam ならではの機能で、「シフト作成・配布」→「勤務状況モニター」→「タイムカード記録」→「勤怠表作成」までの一連のサイクルをカバーでき、他に類を見ないほど強力です。

シフト作成は、カレンダーライクな管理者画面で行います。
単独登録・繰り返し登録・テンプレート作成・Excelインポートなど、様々な登録方法に対応しています。
シフトを従業員に割り当てると、従業員のスマホアプリに表示されます。
未割り当てのシフトを配信して募集をかけたり、従業員間でシフトを交代したりもできます。
シフト当日になると、スマホアプリに出勤リマインダーで通知されます。
従業員はシフト開始ボタンを押して、勤務開始を報告します。位置情報取得も可能です。
管理者画面で、リアルタイムのシフト遂行状況が一覧できます。
勤務開始が遅れているシフトについて、アラート通知することも可能です。
勤怠管理機能と連携すれば、タイムカード記録と連動して、勤怠表作成や給与計算データ集計まで Connecteam で実現できます。

Starting Guide to the Job Scheduler | HELP CENTER
　（英語サイト）*ブラウザの翻訳機能が使えます

私の会社では現場の出勤点呼を、これまで本部から数十拠点に電話で行っていました。
Connecteam を導入した結果、一日に数百本の電話を削減できて本部のスリム化に繋がっています。

日報・チェックリスト

報告書・申請書・チェックリスト・台帳などをアプリに置き換えます。
現場をペーパーレス化して、作業結果を速やかに共有します。

多様な入力項目をドラッグ＆ドロップして、各種帳票を作成します。
入力項目はベーシックなもの（チェックボックス・プルダウン・数値・文字入力 etc.）から、エビデンス力を高めるもの（写真添付・書類スキャン・手書きサイン・位置情報 etc.）まで揃っています。
現場スマホで提出された内容を、管理者画面で遠隔で確認できます。
作業結果をPDF報告書にして、関係先に自動メール送信できます。

Starting Guide to Forms | HELP CENTER
　（英語サイト）*ブラウザの翻訳機能が使えます

私の会社では、「日報」「各種チェックリスト」「備品貸出簿」などをアプリ化しています。
バインダーを持ち歩かずスマホで記帳できるので、現場では好評です。
紙保管もなくなるため、職場の省スペース化・環境改善にも役立っています。

文書管理

マニュアル・規程・カタログなど、現場オペレーションにかかわる文書を格納する電子書庫です。
いざという時に役立つナレッジを、スマホひとつで全部持ち歩けます。

様々なファイル形式に対応し、フォルダ構造で保存できます。
（テキスト・URLリンク・画像・Word・Excel・PDF etc.）
ファイル名／フォルダ名で検索できます。
スマホアプリで出先から閲覧できます。
管理者画面で遠隔から更新でき、アプリ上で従業員に通知されます。
管理者画面で従業員ごとの閲覧状況を確認できます。

Starting Guide to Connecteam's Knowledge Base | HELP CENTER
　（英語サイト）*ブラウザの翻訳機能が使えます

私の会社では、「図面」や「業務マニュアル」を電子化しています。
新人従業員は、これらを参照しながら業務ができるので、早期育成に繋がっています。

現場DXを Connecteam ではじめよう！

このように Connecteam は、現場DXの課題に幅広く対応しています。
国内のサービスで今のところ、これらの領域を1つでカバーできるものはありません。

私の会社では現場DXの課題が山積していましたが、「どの課題から・どのツールで」着手すればいいかわからず、身動きがとれないでいました。
すべての課題を解決するには、いくつもサービスを組み合わせねばならず、運用面・コスト面で現実的でなかったからです。

それを、Connecteam が解決してくれました。
私たちの課題にすべて対応できましたし、クラウドサービスゆえに日々進化を続けていて、将来に渡って頼りになるツールだったからです。

こうして最初の一歩を踏み出すことができた私たちは、今も利用機能を1つ1つ増やしながら、現場DXを拡大しています。
皆さんの現場でも Connecteam で現場DXに踏み出してはいかがでしょうか。